野口彰　戦後都城の植物観察図譜

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都城市立図書館120周年

キーワード	都城の記憶と未来をつなぐ実践活動, 植物図譜, 野口彰
内容	戦後すぐ、身のまわりに研究道具や参考書がまったく得られなかった時代に、野口博士は故郷都城に戻り植物を観察しスケッチし、植物図譜にまとめました。原稿用紙の裏面を使って描かれた、ありふれた雑草とさえいえる植物は、野口博士が込めた思いとともに優しげでありながら、はかなくも強い生命力に満ちています。「とくに、取りたてての目的はなかったのですが、希望を失った時代に、ただ自らを慰めるような気持から思いたったのでしょう」　　　自筆文より「都北植物展示会」（都城市立図書館70周年記念行事）に出品された植物図譜を、図書館120周年の節目として50年ぶりに展示します。
詳細	野口彰　明治40年都城市下長飯町生まれ。広島文理科大学生物学科（植物学科）卒。理学博士。大分大学教授、熊本大学教授を歴任。熊本大学名誉教授。昭和53年旭日中綬章。昭和63年9月没。